以前『ハードオフでボロボロのフィルム一眼&レンズを買った』という記事を書いた。
あのカメラは本当に買って良かった!
その後、私はフィルムカメラにハマっていき、最近はフィルムで写真を撮ることが多くなっている。
そういう訳で、先日、実家に帰った時も倉庫にあったフィルムカメラをとりあえず持って帰ってきたのだった。
もはや、誰の所持品なのかも分からない謎のカメラである。
それが、こちら。
『minolta HI-MATIC AF』だ。
正直、全然このカメラのことは分からない。
とりあえず、外観を見ていこう。
一応レンズフードがついている。
ただ、非常に使いづらい。
次は上部。
想像の上をいくシンプルさだ。
シャッターとフィルム巻き上げレバー、そしてフィルム巻き戻しクランク。
巻き上げレバーの横に小さな小窓があって、そこにフィルムカウンター(何枚撮っているか数字が出る)があるだけだ。
外観を見ていて、このカメラの最大の良い点を見つけた。
それは、底にある電池室。
なんと、このカメラは単三電池2本で動くのだ!!
フィルムカメラをやらない人からしたら、なんでこんなにテンション高いの?と思うだろう。
しかし、フィルムカメラを使っている人なら分かることだが、この電池問題は重要なのである。
多くのフィルムカメラは、CR123Aなどやたら高価な電池を必要とするのだ。
それがネックでフィルムを辞めてしまう人もいると思う。
ただでさえフィルム自体が高価になってしまって大変なのに、電池まで高いとなると本当に嫌になってしまうよ・・・。
しかし、このカメラは違う。
一番メジャーな電池、単三電池で動くのである!最高!!
最後にカメラ正面を見ていこう。
①レンズのすぐ上の所にASA(ISO)を設定するダイアルがある。
買ったフィルムがISO400ならば、ここを400に設定してから撮り始めよう。
②フラッシュの下に白いツマミがあるが、ここをスライドするとフラッシュが立ち上がり使うことができる。
③レンズのすぐ右下にあるのが、セルフタイマーレバーだ。
ここを下げると数秒してからシャッターが勝手に切られる。
④右上の方には、絞り込みレバーがある。
ピントが合っている範囲を確認できるものだが、私は分からな過ぎて使わなかった。
カメラの背面部分は、ファインダーとフィルムを装填する蓋のみだったので割愛した。
今回は古いカメラなので、絵的にカラーより白黒が良い気がしたので白黒フィルムを使用した。ISOは400。
よくあるアナログフィルムカメラと同じようにフィルムを装填。
フィルム巻き上げレバーを巻いてシャッターを押して、フィルムカウンターの数字が0になったら準備万端である。
それでは撮っていこう!
撮影し始めて気がついたが、オートのカメラはとても楽だ。
シャッターを半押ししてピントを合わせて押しきる。
これだけである。
特に、明るい日の屋外では順調にシャッターを押すことができた。
ただ、F値が2.8のレンズなので、暗い場所ではフラッシュを必要とした。
ファインダー内に赤いランプが点灯したら、フラッシュを手動でONにして撮影する。
・・・のだが、フラッシュをONにしてもフラッシュが作動しない問題が発生した。
色々と試した結果、電池を新品にしたら作動した。
この手のカメラのフラッシュは、ONにすると「キュイ―ン」みたいな音が鳴って充電される仕組みになっている。
なので、すぐにシャッタを押しては駄目だ。
少し間をとってからシャッターを押すことをオススメします。
写るんですの上位互換みたいなカメラだと思っていたが、ピントが合っている時の描写力はすごいと思った。
こういうカメラは簡単なようで結構難しい。
かなり運にまかせて撮っていたように思う。
でも、この描写力は気に入ったので又使ってみようと思った。
次はカラーで撮ってみようかな。