先日、ハードオフに行ってカメラとレンズを買った。
ハードオフにはガラスケースに並べられた綺麗なカメラと、雑多にプラケースに入れられたジャンク品カメラがある。
今回私が買ったのは、雑多なプラケースのカメラである。
買ったカメラは『NEW EOS Kiss(2代目)』
レンズは『SIGMA 28-80mm F3.5-5.6 MACRO』
『NEW EOS Kiss』はアメリカでは『EOS REBEL G』という名で売られていた。
フィルムカメラである。
お店で見た時は、カメラもレンズもボロボロでベタベタだった。
カメラもレンズも各々800円くらいだったし仕方がない。
とりあえず、前から欲しかったカメラだったし、それに合う安いレンズがこれしかなかったので買った。
家に帰ってからアルコールで拭いたり、色々頑張って綺麗にした。
そして、なんということでしょう!こんなに綺麗になった。
ストラップは家にあったのをつけてみた。
頑張れば蘇るんだね。
美しい・・・カメラは美しいよ本当に。
最近気がついたけど、私の場合落ち込んだ時にカメラを見ると少し元気が出るみたいだ。
いつ見てもカメラって美しいよ。
とは言っても、やはり写らないと意味がないのがカメラである。
ハードオフのジャンクコーナーはギャンブルだ。
果たして写るのだろうか。
このカメラの電池は、CR123Aを2本使う。
とりあえず電池を入れてみると…動いた!
少しホッとして、次にフィルムを入れようとした時に事件が起きた。
裏蓋をあけると、なんとフィルムが入っていたのだ。
前の持ち主が抜き忘れたのか・・・どうしよう
SNSなどで『中古カメラ フィルム入ってた』で調べてみると、結構同じ状況の人がいた。
現像してみている人もいたが、個人的には変なものが写っている場合もあるので現像はしたくなかった。
それで、そっと捨てた。
一応「ごめんなさい」と一言言ってからだけど…。
中古カメラを買うと色々なことがあるものだ。
気を取り直して、フィルムを入れることにした。
このカメラはフィルムを入れると自動で一度全て巻き上げるので、撮りそこなうということが無くて安心だ。
今回は24枚撮りのフィルムを入れたので、液晶に24の数字が出た。
撮るたびにカウントダウンしていく仕組みだ。
フィルムも入れたことだし、さっそく撮影だ!
意気揚々と、カメラを持って撮影に挑んだのだが、どうも思うようにシャッターが切れない。
オートモードで撮影してみたのだが、全然シャッターが切れない。
このレンズが暗いレンズなのが原因なのだろうか、それとも純正レンズじゃないからなのだろうか。
多分その両方だろうと思った。
あまりにもフォーカスを合わせるのに時間がかかり過ぎるので、嫌気がさした。
そこで、レンズ側にあるAF(オートフォーカス)のつまみをM(マニュアルフォーカス)にして撮影することにした。
そこからは、思った通りにシャッターが切れるようになった。
まあ、いちいちレンズのリングを回してフォーカスを合わせるのは面倒だけれど…。
このレンズはちょっと難しいのを買ってしまったようだ。
ジャンク品だったカメラとレンズ。
色々とトラブルはあったけれど、なんとか撮影することができた。
正直まだ全然使いこなせていないし、フォーカスも甘いので課題は山積みだ。
でも、色合いなど参考になるかもしれないので作例を載せようと思う。
今回は結構人物を撮ったのだけれど、プライバシーのため載せられないのが残念だ。
今後はそういうのも考えて撮影しようと思う。