海外での活躍や振り付けのユニークさで注目を集めている『新しい学校のリーダーズ』。
私が彼女たちを知ったのは8年くらい前だったと思う。
YouTubeで偶然見つけたライブ動画を観たのがきっかけだった。
上の動画だったかは覚えていないが、確かにこの頃彼女たちを知った。
まだメンバーは今よりも若くて、どこか子供らしい感じだった。
偶然観た動画だったが、当時の私はとても衝撃を受けた。
まず、ボーカルのSUZUKAの歌声。
少年のような少女のような中性的なボーカルで、はっきりと歌から個性を感じたし、とにかく魅力的だった。
特に『透明ガール』という曲は素晴らしかった。
そして、メンバー全員のダンス。
日本のエンタメでは、昔から少年少女のダンサーを見ることは珍しいことではない。
だから、ダンスが上手い子供を見てもなんとも思わないのだが、彼女たちは今までの子たちとは全然違った。
明らかに自分たちの意思を持ってダンスをしていた。
MIZYUのダンスからは、身体の小ささを全く感じさせない迫力とキャッチ―さを感じたし、
KANONのダンスには、時々ドキッとするような美しさがあった。
そして、RINのダンスからは表面的ではないカッコ良さを感じた。
何か他の人達とは違う、自分たちの個性を出したいという意思や印象を強く受けた。
初めて彼女たちを見た時から、「彼女たちは絶対に将来人気が出るだろうな」と思った。
それから少し経ってから、彼女たちがメジャーデビューすることを知った。
プロデューサーは、あの『H ZETT M』だった。
『H ZETT M』と言えば有名なキーボーディストで、もう解散してしまったがジャズバンド『PE'Z』のメンバーだったり、椎名林檎のバンド『東京事変』のメンバーだったりと色々な顔を持っていた。※今は東京事変をやめている。
私は『H ZETT M』が好きだったので、彼女たちのプロデューサーになったのが嬉しかった。
そして、デビュー曲 『毒花』がリリースされた。
新しい学校のリーダーズと言えば、一番有名な曲が『オトナブルー』である。
『オトナブルー』も『毒花』も、日本では昭和歌謡というジャンルに属すると思う。
昭和歌謡とは、昭和時代に流行った曲のことだが、その曲調を現代風にアレンジしているのが、この2曲である。
『毒花』を初めて聴いた時、私は昭和歌謡が好きだったので良い曲だなと思ったが、同時に、当時の日本で人気が出るか不安だった。
現在の日本では、じわじわと昭和歌謡の人気が上がってきている。
昭和歌謡やシティポップなど、昔の曲調のものの人気が全体的に上がってきていると思う。
『毒花』をリリースした当時は、まだ少し早かったように思う。
なので、当時ブレイクすることはできなかった。
しかし、彼女たちには実力があった。
そして、諦めない強い心も持っていた。
現在の彼女たちが海外で活躍しているのをみると、本当に感動する。
初めてYouTubeで観た彼女たちと今の彼女たちでは、パフォーマンス力は今の方がずっと凄いけれど、当時も今も全力だということは変わらないと思う。
彼女たちを見ていると、元気が出てくる。
本当に素晴らしいアーティストだと思う。
これからも、世界中の人たちに愛されていくだろう。
忙しくて大変な時もあると思う。
怪我には気を付けてほしいし、楽しく過ごしてほしいと思う。
陰ながら応援していこうと思う。