「本当に吉田さん面白いんだから。」笑いながら女は言った。
「最高だよね。」と、もう一人の女が車椅子を押しながら、遊歩道へ入っていった。
先週来た時はイチョウ並木がとても綺麗だったのに、おととい突然降った雪のせいでほとんど道路に落ちてしまっていた。
「・・・もう今年もおしまいか。」と老人はつぶやいた。
にぎやかだった女たちの声がパタリと止んだ。
老人に向かって女は言った。
「吉田さん、今なにか言った?」
end
------------------------------------------------------------------------------------------------
上に書いたストーリーは昨夜布団で考えたものだ。
昔から頭をスッキリさせるために考えていることを紙に書くようにしているのだが、病気のせいか最近は『腰が痛い、頭が痛い』などと体の不調ばかりを書くようになってしまった。
そういうネガティブなことを毎日書いていると、気分も落ちるしなんだか嫌だなと思ったので、別のことを書くことにした。
それで、小さなストーリーを書くことにした。
日記は毎日書かなきゃならないので必ずやらなくなるし、これが本格的な短編や小説とかを書こうとなると、ひどく負担だし、そもそも書けない。
こういう短いストーリーは、誰でも思いつくし頭の運動にもなる。
最近ブログを更新していなかったので載せようと思った。