今回は、好きなフィルムカメラ『Fuji Cardia Travel Mini OP』を紹介しようと思う。
普通のコンパクトフィルムカメラなのだけど、ちょっと電池まわりなど変わったところがあるので、使ってみたい方への参考になったら嬉しいです。
少しだけど、作例も載せようと思います。
Fuji Cardia Travel Mini OPは、富士フィルムから発売されたフィルムコンパクトカメラだ。
35mmフィルムを使用する。
このカメラが他のコンパクトカメラと少し違う所は、焦点が2つあることだ。
1つは28mmと広角で、2つ目は45mmだ。(ネットの情報では、28mmはF3.5・45mmはF5.5とあったが、自分では確認できなかった)
レンズはFUJINONレンズである。
外観は、とてもシンプルでカッコいいと個人的には思っている。
レンズフードはついていない。
続いて、上部。
電源(POWER)と焦点を切り替える木の絵が描かれたボタンが二つ。
その横にある暗いブルーの部分がシャッターだ。
続いて、背面。
上部にファインダーがある。
このファインダーは、焦点を切り替えた時にちゃんと自動で画角が変わるのが良い。
その横のスライド式のつまみは使ったことがなかったが、パノラマ写真を撮るときにファインダーをパノラマサイズにするためのものである。
あとは、タイマーや日時を合わせるボタンなどが並んでいる。
使い方は、オートのカメラなのでシャッターを押すだけで簡単に写真が撮れる。
シャッターを半押ししてピントを合わせて、あとは深くシャッターを押し切る。
大体のオートのカメラと同じ使い方だ。
木の絵のボタンで焦点を切り替えることもできる。
フラッシュのon/offなどは背面のボタンで操作する。
絵や文字で書いてあるので、とても分かりやすい。
あとは、フィルムの入れ方について。
普通のカメラと同様、背面の蓋を開けてフィルムを入れる。
入れてから蓋をすると、自動で一気にフィルムが巻き上げられる。
実は、ここの部分はカメラによって違う。
このカメラの場合は、一度全てのフィルムが巻き上げられて、フィルムカウンターに撮れる枚数が表示され、そこからカウントダウンされていく。
カメラによっては、この最初の自動巻き上げがなく、1からカウントアップしていくものもある。
このカメラのようにカウントダウンしていくものの利点としては、撮りこぼしをしないことだ。
1からカウントアップするものは、1枚目が撮れていないこともある。
そういう意味で、カウントダウン式のものは良いと思う。
問題の電池について。
このカメラは、実は2つの電池が必要だ。
1つ目は、側面から入れる。とても分かりやすいところにある。
使用する電池は、CR123Aを1本である。
これがメインの電池だ。
そして、問題の2つ目。
フィルムを入れる蓋をあけて、CR2025を1個入れる。
この部分は隠れていて本当に分かりづらい。
しかも、プラスドライバーが必要だ。
「え、なんのための電池なの?」
と思うところだが、この電池がなくなると、このカメラは動かない。
人によっては、この電池の存在に気が付かず、カメラが壊れたと思ってしまう人もいるらしい。
CR2025は比較的手に入れやすい電池だ。百均とかにも売っている。
色々と変わったところもあるカメラだけど、写真自体はとても良い。
少しだけれど、作例を載せようと思う。
最近はフィルムも高騰していて、なかなかフィルムカメラの出番が少なくなってきているけど、やっぱり時々でも撮っていきたいなと思う。