以前、ミラーレスカメラ(CANON EOSM6)にオールドレンズをつけるというブログを書いた。
それ以降、オールドレンズを楽しんでいるんだけど、最近はモノクロにはまっている。
モノクロと言えば、少しスカしたイメージがあるかもしれない。
でも、本当に面白いんだ。
だって、いつもの風景が白黒になって記録されるんだよ。
私はオールドレンズを使っているので、ピントが上手く合わなかったりもするが、それも本当に面白いんだ。
いつもの部屋が歪んで見えたり、違う輪郭になって記録される。
いつも部屋にある観葉植物もモノクロになると全然様子が違う。
自分の足とかも撮ってみると面白い。
スリッパも何だかいつもと様子が違う。
タイマーをつけて自分を撮ってみるのも面白い。
私は髪を整えている間にシャッターが押されてしまったが・・・。
部屋の隅を撮ってみた。
こうやって見てみると、様々な輪郭に囲まれて過ごしていることに気づく。
私は宮沢賢治が好きで、賢治の詩の一節に『わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です』というのがある。
正直はっきりとこの詩の意味は理解していないが、初めて知った時から何となく宇宙を感じたんだ。
私は時々自分は宇宙の一部だと凄く思うことがある。
それで、賢治の詩からもそれを感じた。
そういう感じがモノクロ写真からも感じる。
いや、カラーの方が色があるので実際には宇宙的なのかもだけど、モノクロ写真を撮ってみて宇宙を感じた。
日々生きていると当たり前に思ってしまう目の前のことを、少し視点を変えてみたいと思うことがある。
そういう時にモノクロ写真を撮ってみると良い気がする。
私はそうしたいと思った。